ビートルズ・ソロ作品読解ガイド（２）

秋山直樹 著 A5判 176ページ ソフトカバー 初版 2013年7月 ISBN 978-4-434-18102-3 発行 ブイツーソリューション 発売 星雲社 定価 ¥2,090（税込み）
	表紙 （クリックすると拡大）	裏表紙 （クリックすると拡大）

ビートルズ・ソロ作品読解ガイド（２） は、1973年初夏から1977年初夏までの四年間に元ビートルたち ― John Lennon 、Paul McCartney 、George Harrison 、Ringo Starr ― が個々に発表したオリジナル作品127曲の歌詞について、正味161ページを使って詳細に解説するものです。 記述は、ex-Beatle ごとの個別ではなく、まとまった年代順になっているので（目次参照）、ビートルズ英語読解ガイド（増補版） ⇒ ビートルズ作品読解ガイド（増補版） ⇒ ビートルズ・ソロ作品読解ガイド の延長として読むことができます。

解説は次のようなテーマを含んでいます：

★ Sue Me, Sue You Blues は訴訟を起こしたマッカートニーに対する批判
★ Don't Let Me Wait Too Long は Long Long Long から My Sweet Lord の延長線上
★ Living In The Material World ではビートルズ初期の思い出と宗教観が交錯
★ Helen Wheels はユーモラスな英国版 Route 66
★ I'm The Greatest は SPLHCB / Billy Shears の変身
★ Sunshine Life For Me はハリソンが自分の弁護士の成功を祈る歌
★ You And Me は Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) の変形
★ Mind Games でレノンが提唱した反戦運動の形
★ Bring On The Lucie に表われる怒ったレノンの迫力と雄弁
★ You Are Here でレノンが望んだ西洋と東洋の融和
★ Meat City とはニューヨーク市
★ Band On The Run の背景はビートルズからの解放感と新バンドの展望
★ Mrs Vandebilt と Mamunia でも歌われたマッカートニーの楽天性と肯定的な思考
★ No Words が描くのは恋愛に臆病になっている男と女の心理
★ Nineteen Hundred And Eighty Five でさりげなく歌われる妻と娘への愛情
★ Going Down On Love から分かる、レノンが別居を命ぜられた顛末と後悔の念
★ Old Dirt Road は酒浸りの日々の比喩
★ Bless You で語られる奇妙な愛の形
★ Surprise, Surprise の主題はメイ・パンの性的魅力
★ Steel And Glass はレノンの自己描写
★ Nobody Loves You に登場するビートル時代の回想
★ DARK HORSE にはオペラのように筋がある
★ Far East Man はクリシュナ神
★ Here We Go Again と Instant Karma の共通点、相違点
★ Magneto And Titanium Man にちりばめられたダブル・ミーニング
★ Spirits Of Ancient Egypt に潜む麻薬関連の巧みなジョーク
★ Call Me Back Again でマッカートニーが呼びかけた相手
★ Listen To What The Man Said における the man は誰のことか
★ Can't Stop Thinking About You でも明らかになったハリソンの浮気性
★ San Ferry Anne は若い独身女性への励まし
★ Cryin' の歌詞はリンゴからモーリーンへの別れの言葉
★ This Song ではハリソンの皮肉まじりのユーモアが全開
★ B-side To Seaside はマッカートニーによる言葉遊びの典型

これらはほんの一例。ほかにも知って目から鱗が落ちることがたくさん。ビートルズ・ソロ作品読解ガイド（２） は、ビートルズ、レノン、マッカートニー（＆ウィングズ）、ハリソン、スターのファンにとっての新たな必読書です。 このことは読者の感想によって裏書されています。

当サイトに内容見本（計14ページ）を掲載してありますが、本書を実際に手に取って見たい方は、近くの書店に在庫があるかどうか確認してみてください。 店舗によっては、音楽関係ではなくて、英語学習関係（英会話、英語雑学、英語勉強法など）の棚に置いてあります。置いていない場合でも、取り寄せてもらうことが、流通システムとしては可能です。

アマゾンはこのページで、楽天ブックスはこのページで、それぞれ販売しています。